Akudama足に科せられたチェーン 白く光るコロシアム
異教徒のごとく礫を投げられて
勝つことを許されない二流で無名の悪玉
反則負けこそが最高の名誉
打ちのめされたこの背中を
息子のお前もさげすむのかい
今宵こそ 見てろよ
高らかに鳴るテーマと決めぜりふ
Alcadia滲むキラ星
響く靴底のブルース
ついて出る言葉は
放たれて意味へ急ぐ
光るやいなや
消える彗星のコース
満月を射止めて
血にうえた僕は笑う
Anoyo De Batsu Wo Ukeruhodo水溜り映った空に 波打つドクロの影
噂の悪魔がまさか つむじ風が吹く
コウモリ飛び交って広場 周りは瞬時に豪雨
イナズマ連れた魔女さ 乱れ髪サスーン
白い煙を吐いて 魔を刺すホクロの罠
噂の悪魔のまつ毛 胸騒ぎ荒れる
誘蛾灯 濡れたネオン 蔦の腐った "エデン"
Blue Zombie錆びた天使
空 目指す
美しい森
そうさ 俺はゾンビ
枯れ葉の遊歩道
ふらりふらふら
fake itできないなら
できるふりしな
できるようになるまで
できないなら
できるふりしな
いつかできるさ
ブリキのダンサー
Happinessわからない芝居を観たり
くだらない若い歌手に入れあげたり
英会話 お茶をしながら
「うちの主人は芸術を理解しない」
知るかよ!
ハピネスはピンクのシャンパンの
泡のようなものだと君は言ってたよね
Icarus no matsuei暮れゆく空の神は甘いアルトのキャプテン
スムースな離陸に拍手 靴が鳴る 胸踊る
これで浮世としばしのお別れさ ブギ・ウギ・ウィッキー!
心に弾みがついたら 胸を張れ 腕を振れ
この旅客機に蒼くて仄暗いダンスフロアがあればね
可愛い女の子 キスを見舞うぜ ベイビ 今だ さあ
イカロスの末裔達の御一行 ハイになりたいやつら
遠くまで飛べるかな?
Juuyoji Sugi No Kagerou水辺の生き物
だから陸では生きてゆけない
気がしている
飛び込み台に立った
瞬間に僕が僕であるということを
忘れられるんだ
ロッカールームの薄暗がりで
シャツを脱いで
Kiribana宵の花屋の眩しさに戸惑う
足早に過ぎる人 小糠雨の中を
知っているのか
花びらの噴くわけを
真水を啜りながら赤く映るわけを
濡れるガラスの向こうに
ひしめき生きる切り花
実をなし花をなせるもの
Kuruma To Onna春めく フェアレディ うわの空に
想い出の雲をつかむよ
占う そのカード ばらまいたら
ブランニューなロマンスをしようぜっ!
麗しのサブリナでさえ 羨む
100色の トランク積んで
旅立ちに くちづけ 春先のマジシャンは
イカサマめいた手捌きで
Mesu To Kosume不二子もハニーも真っ蒼
噂で "変わった" と聞いてはいたけど
「ひさしぶりね」と微笑む
戸惑いを見透かすように
メスとコスメのサイボーグ
肋骨を抜いたね 面の顔を剥いだろう
蛾を思わせるその眉
自満の胸 鼻高々
Musunnde HiraiteAh 今日も持て余す僕の
膨らみ過ぎた好奇心にバクも消えた
緩いリズムに深く息をあわせて
踊るダンス! 行こう始まりは
こんな呪文のように軽やかなのさ
ティトゥリトゥリトゥリラー ティトゥリトゥリトゥリラー
トゥラーリー ティトゥリトゥリトゥリラー トゥーレリラー
Oushiza Rhapsodyこれみよがしのガチガチビバッパー
果ては 小股もシャープな清らかなシスター
低く翔ぶ遊撃手はいなせななり
朝からやけに賑わしい うわさが魔都に集まれば
男の晩歌で尻を拭く奴 俺は
はにかみまぎれにギターを破る
ここはひとつ 高笑いで飛躍としよう
朝からコントではずむよ あらすじ読んで深呼吸
Saikai交差点の向こうに君を見つけて
思わず駆け寄った
季節はいくつ廻ったろう
馴染みの店も新しいスタイル
他愛ないことばかり
話は尽きない
並んだ料理も冷めてしまいそう
待ちわびていた
Sennenki Matsuni Furu Yukiwa戸惑いに泣く子供らと嘲笑う大人と
恋人はサンタクロース 意外と背は低い
悲しげな善意の使者よ
あいつの孤独の深さに誰も手を伸ばさない
歩行者天国 そこはソリなんて無理
横切ろうとするなんて気は確かかい?
「赤いオニがきたよ」と洒落てみるか
遅れてここに来たその訳さえ言わない
Shin-Sui-Shikiためらわずロープを切って
海に放っておくれよ
新しい船を
見慣れぬ船
君の手でロープを切って
そして名付けて欲しい
美しい船さ
われらの船だ
Siren No Uta光化学の街が
音も無く揺れる
赤 青 黄色 シグナル巡る
連れ立つ僕と影法師
電磁波に漂い
何処かへと向かう
誰もが一度 夢を見る夏
空に太陽が燃えているよ
Sweet Soul真夜中が今 その目を覚ます
月は静かに
僕らはただ こうして歩こう
満たされるまで
遠い日の線路のように煌めく
コールタールの地平の上で
目を閉じ 君と祈れば
溢れ出す あぁ 想いに
Taiyo To Venus時は2015年 陽炎も買える街
西に消えてく今日に いまクラクション高く鳴く
首をつたう汗の そのルートをねじ伏せて
胸の高鳴るほうへ 首都高速くぐるのさ
甘く匂う果実 ほおばって投げ棄てた
キミの微熱は今に あの宇宙も焦がすだろう
道を急ぐさ 照らせよヴィーナス