- Ashita no Tame ni Kutsu wo Migakou
心に雲がなびく日は
流れをずっと見つめていたよ
ズボンのポケットをひっくり返し
それで空を飛んでみたんだよ
いつだって
人を撲る掌と
疼く心があるのなら
昨日の僕には手を振るよ
- Bojou
夢の中で交わしたキッスは
悲しみを抱いている
霧のベールにむせぶ影は
胸に残る慕情
水に投げた小石の跡が
止めどなく輪を広げ
涙色の河にそそぐ
愛しい女性よ good bye
- Bokutachi no Syourai
あたしたち多分 大丈夫よね
フォークにスパゲティを
巻きつけながら彼女は訊く
大丈夫じゃない訳って何さ
ナイフに急に力を入れて
彼はことばを切る
ここは24時間レストラン
危いことばをビールで飲み込んだら
- Drifter
交わしたはずのない約束に縛られ
破り棄てようとすれば 後ろめたくなるのは何故だ
手巻きの腕時計で永遠は計れない
虚しさを感じても 手放せない理由がこの胸にある
たとえ鬱が夜更けに目覚めて
獣のように襲いかかろうとも
祈りをカラスが引き裂いて
流れ弾の雨が降り注ごうとも
- Entotsu no Aru Machi
アパートの窓を開けると
憂鬱な気分になるぜ
薄曇りの空の下に
煙突が突き刺さってる
赤と白のストライプで
彩られたあの煙突
灰色の工場の壁
スモッグを吐き出しながら
- evergreen
水まきしてた 季節が過ぎて
風の香り 変わりはじめてた
緑はやがて 褪せてゆくけど
幹は今も 嵐に耐えてる そこに立ってる
誰もが痛み抱いて 迷いも消えなくて
この地球(ほし)は淋しさ溢れていて 何を求めてる
あなたをただ 愛してるだけ
ただそれだけで生きて行けると
- Heart Beat
生き急ぐぼくらのこと
失くしたくないこと 思いは
駆け上がる都市のファンタジー
走り出し 出会ったカラー
きみのことを忘れなかった
ただ高鳴るハートビート
生き急ぐぼくらの鼓動
生まれたかった思いを 望みを
- Hitotsudake
欲しいものはたくさんあるの
きらめく星くずの指輪
寄せる波で組立てた椅子
世界中の花 集めつくる
オーデコロン
けれども今気がついたこと
とっても大切なこと
欲しいものはただひとつだけ
- Ito
なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
- Kagirinai Yokubou
限りないもの それが欲望
流れゆくもの それが欲望 欲望
子供の時欲しかった白い靴
母にねだり手に入れた白い靴
いつでもそれを
どこでもそれをはいていた
ある日僕はおつかいに町へ出て
靴屋さんの前を見て立ち止った
- Kinou no No Ashita no Yes
ほっとくといつも
君は全てを一人で
背負うようなとこがある
だからそういう意味だ
頑張りすぎのようだ どことなく
さあ感じるこのビートに
その身をゆだねてもいいのに
もっと take it easy
- Koufuku no Kanon
空 空 空 風 風 風
鳥 鳥 鳥 うた うた うた うたう
夜 夜 夜 夢 夢 夢
星々 星 またたく また光る
空 空 空 風 風 風
鳥 鳥 鳥 うた うた うた うたう
夜 夜 夜 夢 夢 夢
星々 星 またたく また光る
- Midori no Machi
忘れられない人がいる
どうしても会いたくて
またここへ来る 思い出の場所へ
その人のために今は 何もできない
どんな小さなことも あんなふうに
もしできることなら
あの日に戻って
もういちどそこから 歩き始めたい
- MR.LONELY
こんな僕でも やれることがある
頑張って ダメで 悩んで
汗流して できなくって
バカなやつだって 笑われたって
涙こらえて
何もないけど
いつでも 野に咲く花のように
君が優しかったから 僕は
- My Home Town
パワーシャベルでけずった 丘の上幾つもの
同じ様な小さな家 何処までも続くハイウェイ
彼らはそこを名付けた 希望ヶ丘ニュータウン
赤茶けた太陽が 工業地帯の向こう沈んでく
俺はこの街で生まれ 16年教科書を
かかえ手にしたものは ただの紙きれ
同じ様な服を着て 同じ様な夢を見て
- Reborn
昨日より今日が素晴らしい日なんて
わかってる そんな事 当り前の事さ
時間は流れて 僕らは歳をとり
汚れて傷ついて 生まれ変わっていくのさ
愛する心がどんな色であっても
優しい気持ちだけで 夜は明けていくよ
つじつま合わせるだけで精一杯の
- Slow Ballade
昨日はクルマの中で寝た
あの娘と手をつないで
市営グランドの駐車場
二人で毛布にくるまって
カーラジオから スローバラード
夜露が窓をつつんで
悪い予感のかけらもないさ
あの娘のねごとを聞いたよ
- Tokyo City Hierarchy
トーキョー シティー ヒエラルキー
名乗らないのが彼等のルール
誰も過去を明かさない
今日に生きるのが彼等のルール
でも空が好き 話すことが好き
焼き立てのパンの匂いが好き
ビルの谷間に沈みゆく夕陽に
「独りじゃないさ」と路上の天使はそっと囁きかける
- Tooi Sakebi
何の罪も無いはずなのに
何らかの罰を受けてる
自分で蒔いた種でもないのに
咲き乱れた花摘まされる
知らないことともいえないが
片棒かついだ覚えは無い
自由を高く買わされた気もするが
心まで安く売った覚えは無い
- Tsukiyo no Highway Drive
月夜のハイウェイドライブ
月夜のハイウェイドライブ
月夜のハイウェイドライブ
もうずいぶん二人一緒にいるようで
おまえの匂いみんな覚えたさ
バラを持って帰ると喜ぶなら
いつか花屋と顔なじみさ
みんな思い出になるくらい
- Utautai no Ballad
嗚呼 唄うことは 難しいことじゃない
ただ声に身をまかせ 頭の中をからっぼにするだけ
嗚呼 目を閉じれば 胸の中に映る
懐かしい思い出や あなたとの毎日
本当のことは歌の中にある
いつもなら照れくさくて 言えないことも
今日だってあなたを思いながら
歌うたいは唄うよ
- Wakamono no Subete
真夏のピークが去った
天気予報士がテレビで言ってた
それでもいまだに街は
落ち着かないような 気がしている
夕方5時のチャイムが
今日はなんだか胸に響いて
「運命」なんて便利なもので
ぼんやりさせて
- Yasumi no Hi
休みの日が終わる
最後の夜は明日が
来なければいいなと思う
君のくれた時計は
僕のものなのに時間を
止めてあげることができない
僕の大好きな君が決めたことだから
たぶんさよならを 好きになれるかもしれない
- Yuushinron
今まで僕がついた嘘と
今まで僕が言ったホント
どっちが多いか怪しくなって
探すのやめた
自分の中の 嫌いなところ
自分の中の 好きなところ
どっちが多いかもう分かってて
悲しくなった